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MicrosoftとActivision Blizzard、買収完了期限を10月18日に延期 英CMA待ちで
MicrosoftはActivision Blizzardの買収完了期限を7月18日から10月18日に延期すると発表した。英規制当局のCMAは、この取引の調査完了を8月29日としている。
米Microsoftと米Activision Blizzardは7月19日(現地時間)、当初7月18日としていた買収取引完了期限を10月18日に延期したと発表した。英規制当局である競争・市場庁(CMA)が14日、この取引の調査完了を8月29日に延期すると発表したことを受けたもの。
Microsoftの法務顧問でもある副会長兼プレジデント、ブラッド・スミス氏は「英国で提起されている問題についてCMAとの協力を続ける。われわれは、この取引を完了できる見通しに自信を持っている」とツイートした。
この取引については、米国を含む40カ国で承認されている。
両社は、取引が成立しなかった場合の解除料も改定した。成立しなかった場合、契約から離脱した側が支払う解除料は、8月29日時点では35億ドル、9月15日を過ぎた場合は45億ドルになる。
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