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理想的な「トラベルカメラ」かも コンパクトでバッテリー持ちも良好な富士フイルム「X-S20」荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/7 ページ)

静止画も動画もイケてて軽くてコンパクトでバッテリーの持ちもいい、そんな理想的な「トラベルカメラ」として登場したのが富士フイルムの「X-S20」だ。

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 現状でもっとも省電力なシステムということで、「X-TRANS CMOS 4」センサーと最新の映像エンジン「X-Processor 5」を組み合わせ、さらに上位機の「X-T4/T5」と同じ大容量のバッテリーを搭載して、ノーマルモード時は約750枚を実現したのだそうな。ちなみにそれはX-S10の倍以上。


X-TRANS CMOS 4とX-Processor 5の組み合わせばベストな省電力システムだという(X Summit BKK 2023の資料より)

バッテリーはボディサイズの割に大きな上位機種と同じものを採用し、CIPA規格で約750枚と小型軽量機として破格の持ちを実現した

 軽さを最優先するなら軽いバッテリーを使う手もあったろうが、そうしなかったのは素晴らしい。おかげでかなり撮れる。一概には言えないが、少なくとも動画併用で800枚以上は撮れた。すばらしいね。

 その小型軽量ボディはメカダイヤルを駆使するX-Tよりは電子ダイヤルを使うX-H2を小型化したものと思うといい。


3つの電子ダイヤルと撮影モードダイヤルが特徴的だ。小型ながらグリップもしっかりしている

 電子ダイヤルは3つあるが左肩のダイヤルは「フィルムシミュレーション」用。カスタマイズもできるがデフォルトがフィルムシミュレーション、というところが富士フイルムらしい。


左肩のダイヤルを回すとたくさんあるフィルムシミュレーションから選ぶことができる

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