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ソニー「α6700」の進化した被写体検出AFを味わう 背中を向けていても大丈夫、セミの顔認識も荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/7 ページ)

とうとう出ましたよ。最上位にして最新の「α6700」。先代「α6600」の登場が2019年だったから4年ぶりの新作である。

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α6700は最新αとVLOGCAMの見事な融合カメラ

 まあ、4年ぶりに登場したα6700はハイエンド系のAPS-Cサイズミラーレス一眼ということだ。

 センサーは新しくなって画素数もややアップ。

 画像処理エンジンは最新の「BIONZ XR」に進化し、AF回りは被写体検出AFが最新技術に進化し、操作系も旧型のメニュー構造だったα6600から最新の階層型メニューに切り替わり、ボディの操作系もα6600にVLOGCAMの要素を加えてすっきりしたものになった。


前面から。α6600にはなかった前電子ダイヤルを装備したほかグリップの形状も見直されて握りやすい。センサーはボディ内手ブレ補正付き

 このシリーズの特徴である上面がフラットなボディは健在。細かな違いとしては、電源スイッチのレバーの位置が少し横になったこと、録画ボタンが上面に移動したこと、そして撮影モードダイヤルに動画モードがなくなったことだ。


上面から。撮影モードダイヤルが上下2段になった

前電子ダイヤルを装備。電源レバーの位置が少し変わった。α6600からの移行だと最初とまどうかも

 静止画と動画の切替えは撮影モードダイヤルではなく、同軸にセットされた静止画・動画・S&Q(スロー&クイック)のダイヤルで行う。この3つをさっと切り替えるのはVLOGCAM式だ。

 これはスチルをメインで使う人にも動画をメインで使う人にも良いデザインだと思う。


大きな違いの1つはここ。「静止画・動画・S&Q」が独立したダイヤルになったのはVLOGCAMからの流れだ

 ファインダーは表に書いた通り、236万ドットのOLED。左肩にあり、アイピースカップが付属する。


ファインダーが左肩にあるのがこのシリーズの特徴。おかげで上面がフラットで収納性が高い

 モニターはバリアングル式。個人的にはチルト式の方が好みなので、どんどんバリアングル化が進むのは残念ではあるけれども。


背面モニターはバリアングル液晶

 α6600と大きく違うのは、モニターのタッチパネルをより活用できるよう、VLOGCAMで採用されたアイコン表示を取り入れたこと。

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