2年間メンテ中のスマホゲー、開発中止に 「技術不足で欠陥を修正できず」 プレイできたのは2カ月だけ
スマートフォン向けゲームの運営を手掛けるEYOUGAMEは、約2年間メンテナンス中のスマホゲー「フロンティア・ゼロ」の開発を中止した。プログラム上の欠陥を修正するため長期メンテナンス中だったが、開発チームの技術不足で修正は困難であると判断した。
スマートフォン向けゲームの運営を手掛けるEYOUGAME(東京都墨田区)は10月13日、約2年間メンテナンス中のスマホゲー「フロンティア・ゼロ」の開発を中止すると発表した。同ゲームは2021年10月から、プログラム上の欠陥を修正するため長期メンテナンスを実施。しかし、開発チームの技術不足で修正は困難であると判断し、今回の発表に至った。
フロンティア・ゼロは21年8月26日にサービス開始。しかしその後、ゲームの通信状況が不安定になったり、ローディングに時間がかかったり、さまざまな問題が発生していた。ゲームリリースから2カ月後の10月、同社は「プログラムに重大な欠陥が見つかった」と発表し、これを修正するため終了時期未定の長期メンテナンスに入った。
その約2年後に当たる23年10月13日、同社は同作の開発中止を発表。理由については「さまざまな改善策を練ってきたが、開発チームの技術力では根本的な問題を解決することができず、ゲームを最適な状態に調整することが困難であると判断。開発を中止せざるを得ないとの結論に至った」と説明している。
これに伴い、フロンティア・ゼロ内のゲーム内通貨の払い戻しも行う。また、EYOUGAMEが提供するゲームのゲーム内通貨にも変換できるという。受付期間はいずれも12月15日まで。
「これまでの皆さまのご愛顧に改めて厚くお礼申し上げます。またいつの日か、より良いゲームで皆さまにお会いできることを願っております」(同社)
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