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AnthropicのAIチャット「Claude 2」、日本語に対応
GoogleやAWSが出資するAnthropicのAIチャット「Claude 2」が日本からも利用可能になり、日本語を含む95カ国語に対応した。
GoogleやAmazon、SK Telecomなどが出資する米AI企業Anthropicは10月16日(現地時間)、日本を含む95カ国で同社のAIチャット「Claude 2」を無料で利用できるようにしたと発表した。
まだベータ版で、ログインすると「場合によっては不正確または誤解を招く情報が生成されたり、攻撃的または偏ったコンテンツが生成される場合がある」などの注意書き(英語)が表示される。
3ページにわたる注意書きの後、会話を開始できる。
ユーザーインタフェースは英語だが、プロンプトとして日本語を入力すると、日本語で返事が返ってくる。
日本語を含む多言語対応のLLM(大規模言語モデル)の開発は、韓国SK Telectom(SKT)との協力で行っている。
Claude 2にユーザーのデータをSKTと共有するのか尋ねたところ、「個人情報などの機密データはSKTと共有せず、AIの学習や改善のために必要最小限のデータのみを共有する方針です。」との答えだった。
Claude 2へのアクセスはこちらから可能だ。
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