東京大学松尾研究室は12月5日、新たにインフラエンジニアの募集を始めた。物理サーバの構築や運用、ネットワークの管理に加え、AWSやGoogle CloudといったIaaSを扱った経験がある人材を募っている。
東大松尾研は、日本のAI研究の権威として知られる松尾豊教授の研究室。業務内容は、研究活動を支えるクラウドインフラの設計・構築・運用や稼働率維持、障害検知、HPCのアカウント設定や質問対応など。
給与は年800万円から1200万円程度。リモートワーク可能で、服装・髪形は自由。業務PCとしてMacBook Proも貸与する。求める人物像としては「常にGPUの性能や海外の計算機構成に興味を持ち知識をアップデートし共有できる」「ロジカルシンキング、仮説検証能力に長けている」ことなどを挙げている。
東大松尾研は同日、情報システム担当者の募集も新たに始めた。インフラエンジニアと待遇は同じで、情報システムやセキュリティ規定の運用経験がある人材を募集している。
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