対Google訴訟でEpic Gamesが勝訴 Googleは控訴の構え
2020年8月にEpic GamesがGoogleを提訴した裁判で、連邦地裁はGoogleが独禁法に違反しているとの判決を下した。Googleは控訴するとしている。
米カリフォルニア北部地区連邦地裁は12月11日(現地時間)、2020年8月に米Epic Gamesが米Googleを提訴した裁判で、GoogleがGoogle PlayストアでEpicなどから手数料を徴収するのは独禁法に違反しているとの判決を下した。
この裁判は、Epicが人気ゲーム「フォートナイト」でのアプリ内課金で米AppleとGoogleへの手数料を回避しようとしたことが発端。AppleとGoogleはそれぞれのアプリストアからフォートナイトを削除し、Epicは両社を提訴した。
対Appleの訴訟はEpicが大部分で敗訴し、控訴でまだ係争中だ。
対Google訴訟では、連邦陪審が全員一致でEpic側に立った。ジェームズ・ドナト判事は2024年1月、Googleの行為に対処するための救済策を決定する予定だ。それによって、Googleがアプリストアのルール変更を余儀なくされる可能性がある。
Epicはこの勝訴について公式ブログで「今日の判決は、世界中のすべてのアプリ開発者と消費者にとっての勝利だ」と語った。
Googleは控訴するとしている。同社は米The Vergeなど複数のメディアに「われわれは控訴する予定だ。AndroidとGoogle Playは、他の主要なモバイルプラットフォームよりも多くの選択肢とオープン性を提供している。この裁判では、GoogleがAppleとそのApp Store、さらには Android端末やゲーム機のアプリストアと激しく競争していることが明らかになった。われわれは今後もAndroidのビジネスモデルを守り続け、ユーザー、パートナー、Androidエコシステムに深くコミットし続ける」という声明文を送った。
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