1年9カ月で2350本→5カ月で累計682万本 「スイカゲーム」開発元が語ったヒットの裏側とAndroid版の計画:知らないと損!?業界最前線(3/6 ページ)
爆発的な人気の「スイカゲーム」は、1月1日にはiOS版がリリースされ、累計682万ダウンロードを突破。もとはプロジェクター向けアプリだが、Nintendo Switch版を出したことで人気に火がついた。ヒットの裏側と今後の展望について、初期から開発を行っている担当者に話を聞いた。
リリースからそれまでの1年9カ月で2350本しかダウンロードされていなかったスイカゲームは、その後爆発的に広がりを見せ、1カ月で100万ダウンロードを達成。動画配信から1カ月半後の10月末には300万、1月23日時点で597万ダウンロードに達している。
このヒットを受け、Switchの「2023年 年間ダウンロードランキング」で1位を獲得。しかしこのヒットについて、岡本さんは自社による仕掛けではないと語る。
「あるときスイカゲームが急に売れ始めたことに気付いたので調べたところ、明らかにダウンロード数が上がっている日がありました。その日を調査すると、動画配信がありました。YouTubeやOPENRECなどいろいろなサイトで、『こんなゲームがある』と紹介していただいたのが、ダウンロード数が伸びた最初のきっかけでした。その後、HIKAKINさんやはじめしゃちょーさん、有名VTuberさんなど、視聴者の多い方々が追随して配信してくださってからは、もっと急速に伸びていきました」(岡本さん)
しかしその一方で、「スイカゲームをプレイしたいけど、プロジェクターもSwitchも持っていない」という声が聞こえてくるようになる。さらにスマートフォンのアプリストアには、スイカゲームに似せたアプリが多数登場。注意喚起をしなければならない状況になった。
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