「ルックバック」映画化決定、6月公開 「チェンソーマン」作者による話題の読み切り、せりふ修正で物議も
まんが「チェンソーマン」作者の藤本タツキさんが2021年7月に公開した読み切り作品「ルックバック」のアニメ映画化が決まった。
まんが「チェンソーマン」作者の藤本タツキさんが2021年7月に公開した読み切り作品「ルックバック」のアニメ映画化が決まった。6月28日から劇場で公開する。ティーザービジュアルと特報映像も公開した。
映画化にあたり、藤本タツキさんは「自分の中にある消化できなかったものを、無理やり消化する為にできた作品です。描いて消化できたかというと、できたのかできなかったのかはわからないですがこの作品を映像化するにあたり、たくさんの人が関わってくれたことには感謝しかありません」というコメントを寄せている。
アニメーション制作はスタジオドリアン。映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」「借りぐらしのアリエッティ」「風立ちぬ」などに主要スタッフとして携わった押山清高さんが監督と脚本、キャラクターデザインを担当する。藤本タツキさんは、押山監督について「アニメオタクなら知らない人がいないバケモノアニメーターなので、一人のオタクとしてこの作品を映像で見るのが楽しみです」とした。
ルックバックは、21年7月19日にまんが配信サイト「ジャンプ+」で公開した全143ページの読み切りまんが。深夜0時ごろの公開だったにもかかわらず、一晩で閲覧数が120万回を超え、Twitter(現在のX)のトレンドを席巻。その年の「♯Twitterトレンド大賞」では「審議委員会特別賞」を受賞した。
一方、作中に登場する暴漢のせりふに対し「偏見につながる」といった指摘があり、同年8月に一部内容を修正。ただし、その後発売した単行本では、著者の意向を受けて協議し、せりふなどをオリジナルに近い形に再修正している。
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