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小型軽量レンズの時代がキター! 「CP+2024」でみえたデジカメ最新動向:荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/5 ページ)
「CP+2024」が開幕した。今回、注目したいのが「交換レンズ」。スペックに対して非常に小型軽量な新製品が相次いで登場したのだ。
小型軽量レンズの時代が来たのだ
あ、ニコンとキヤノンについて触れてなかった。
どちらも小型軽量新型レンズって意味では特に特筆すべき新レンズはなかったのだけど、ニコンが23年秋に発売した「Plena」は一見の価値有り。
「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」は中望遠のポートレートレンズで、専用のコーナーを設けてそのボケの美しさを体験できるようになっていた。自分の記録メディアを入れて撮影した写真の持ち帰りも可能なので、ぜひ味わいたい。
キヤノンはVRや3Dに注目。
参考出品されていた、APS-C用の3D撮影用のレンズはなかなか面白そうだった。
ブースでは、同社のデュアルピクセルCMOSセンサーが持つ、全ピクセルが距離情報を持っているという特性を生かした3D撮影体験コーナーを設けていた。
実際に作成した3Dデータをもとにした動画を作成して送って貰える。
と、CP+で注目の小型軽量レンズを中心に取り上げてみた。
高性能なレンズが一段落して小型軽量レンズの流れが来てるのは、スナップ撮影が好きな人、荷物を軽くしたい人にすごく朗報なので注目したい。
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