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高齢者の聞こえをサポートする「ミライスピーカー」に2万円を切る新型が登場 低コスト化できた理由とは?知らないと損!?業界最前線(4/5 ページ)

高齢者などのテレビの音が聞き取りにくい課題に対応するミライスピーカーに、新モデルの「ミライスピーカー・ミニ」が2月29日に登場した。曲面スピーカーの仕様・構造は従来品から変えずに、約3割の値下げを実現。値下げの背景や従来品との違い、今後の狙いをCTOとCMOに聞いた。

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簡単に接続できるから高齢者も使いやすい

 ミライスピーカーは、テレビのイヤフォン端子に有線接続する。競合製品の中には、ワイヤレス接続でスピーカーを手元に置くタイプもある。しかしミライスピーカーは、あえて有線で接続している。

 その理由の1つ目に、高齢者でも簡単に接続できる点がある。イヤフォン端子のあるテレビなら、付属の音声ケーブルをつなぐだけでつなぐだけで使える。対応のテレビならリモコンでボリューム調整もできる。また電源もバッテリー式ではなく有線接続のため、電池切れや充電などせずに利用できる。複雑な設定も不要だ。簡単だからこそ、高齢者にも使いやすい。

 そしてもう1つの理由として、音ズレ(遅延)が発生しないことがある。Bluetooth接続などのワイヤレススピーカーは、わずかながら音ズレが発生することがある。ドラマなどではリップシンクがズレてしまううえ、テレビ内蔵のスピーカーと同時に出力すると音が二重になってしまう。しかし有線接続のミライスピーカーならその心配もない。


一般的なスピーカーとの比較。聞こえやすさだけでなく、使い勝手面でもメリットが大きい

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