ニュース
今週、生成AI「Grok」をオープンソースにする──イーロン・マスク氏が発表 「OpenAIはうそつき」
米xAIは今週、生成AI「Grok」をオープンソースにする──同社を率いるイーロン・マスク氏は、X上にそのように投稿した。
米xAIは今週、生成AI「Grok」をオープンソースにする──同社を率いるイーロン・マスク氏は3月11日(現地時間)、X上にそのように投稿した。同日午後6時45分時点でマスク氏は、この投稿を固定ポストにも指定している。なお、具体的な日時などは明かしていない。
マスク氏はこの投稿に反応したユーザーへのリプライに「米OpenAIはうそつきだ」とも反応している。マスク氏は2月末ごろ、OpenAIとサム・アルトマンCEOを契約違反で提訴しており「OpenAIが営利を追求し、GPT-4をオープンソースにしていないのは契約違反だ」と指摘。OpenAIの公式Xアカウントには「Change your name」(名前を変えろ)と非難するリプライも送っていた。
Grokは、マスク氏が率いる米国のAI企業「xAI」が開発する生成AIモデルで「ウィットに富んだ質問に答えるよう設計されている」と同氏は説明している。2023年11月に発表した際には、GrokはX上の公開データでトレーニングしており、いずれはX上でも提供すると案内していた。12月には、日本語にも対応することを発表している。
関連記事
- 「名前を変えろ」──イーロン・マスク氏、米OpenAIにリプライ “オープン”の意味巡り溝広がる
「Change your name」(名前を変えろ)──米国の実業家であるイーロン・マスク氏は3月6日(現地時間)、米OpenAIに対してX上でそんなコメントを送った。 - xAI、“全人類に利益をもたらすAIツール”を目指す「Grok」正式発表
イーロン・マスク氏が7月に立ち上げたAI企業xAIは、同社初のAIモデル「Grok」を発表した。まだ初期β段階だが、ベンチマークでは「ChatGPT-3.5」や「Inflection-1」を上回るとしている。 - 米OpenAI、“イーロン・マスク氏の訴訟”に反論 メール文面も公開 “Open”の意味も明らかに
米OpenAIは、米国の実業家であるイーロン・マスク氏の訴訟を巡る件について、反論するブログ記事を公開した。マスク氏がOpenAIに在籍していたころにやりとりしたという、メールの文面などを公開している。 - Xの“いいね数”と“リポスト数”が非表示に──イーロン・マスク氏が予告 「どうしてもやりたかった」
Xのタイムラインからいいね、リポスト数の表示が消える──米XのCTOであるイーロン・マスク氏は自身のXアカウントでそのように明言した。 - いらすとやに新作、「インプレゾンビ」追加 認証バッジ付けたゾンビがスマホをいじる
イラストレーターのみふねたかしさんは、運営するフリー素材サイト「いらすとや」に「インプレゾンビ」を追加した。説明文には「楽しそうにX(Twitter)を徘徊する認証済みゾンビのイラストです」と記載がある。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.