GW、暇なら読んどく? 企業が無料公開した研修資料まとめ 「AI活用」「グラブル裏側」「うんこのリスク」など(3/3 ページ)
2024年のゴールデンウイークがやってきた。外出はせずに自宅でゆっくり過ごすという人もいるかと思うが、そんな人たちにおすすしたい、無料で読める研修資料を紹介したい。
漫画家が解説する「漫画制作での生成AI活用の現状」
経済産業研究所は4月8日、「漫画制作における生成AI活用の現状:2024春」という資料を無料公開した。2人組漫画家「うめ」のシナリオ・演出担当の小沢高広さんが作成したもので、商業漫画で生成AIを活用しているという小沢さんの知見を全103ページの資料で紹介している。
資料の中で、小沢さんは生成AIについて「ネームに関しては、当面の間はほぼ役に立てないと思う」と指摘。一方で、おじさん構文を作るなど「苦手なものを代わりにお願いする」や、アイデアを引き出すツールとして「壁打ちの相手をしてもらう」など漫画制作に貢献できる例を解説している。
(関連記事:漫画制作での生成AI活用の現状とは? 漫画家「うめ」さん作成の100ページ超の資料が無料公開中)
メルカリの生成AI活用事例とは?
メルカリでは「生成AIによるプロダクトと生産性向上の舞台裏」と題した生成AIの活用事例に関する資料を無料公開している。同社の生成AI/LLM活用を主導する執行役員が作成・公開したもので、全47ページ。
メルカリでは2023年5月に生成AI/LLM分野の専任チームを発足し、利用者向けAIアシスタント機能の提供を始めるなど、積極的に事業に生成AIを取り入れる姿勢を見せている。資料では、動画の屋外広告で生成AIを活用した事例で制作工数の削減に成功するなど、成果のあった活用法などを紹解説している。
(関連記事:メルカリの生成AI活用が丸わかり? 執行役員の資料が無料公開 広告の制作工数が3分の1になった事例も)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
「テスト文字列にうんこと入れるな」──ゲーム会社の新卒向け資料“2024年版”が公開 テスト環境で悪ふざけするリスク説く
「テスト文字列にうんこと入れるな」──そんなふうに訴える新入社員向けの研修資料の2024年版が公開中だ。軽い気持ちで入れたテスト文字列が社外に漏えいした際のリスクについて説明した資料で、新たに事例などを加筆している。
「グラブル」のリファクタリングに関する資料、Cygamesが無料公開 6人の専任チームのノウハウを紹介
どうやって「グランブルーファンタジー」の100万行を超えるシステムの再構築を終えたのか──Cygamesは、そう題したデベロッパー向け資料を公開した。
メルカリの生成AI活用が丸わかり? 執行役員の資料が無料公開 広告の制作工数が3分の1になった事例も
メルカリ、生成AIの活用事例に関する資料「生成AIによるプロダクトと生産性向上の舞台裏」を無料公開した。同社の執行役員で、生成AI/LLM分野をリードする石川佑樹さんが作成・公開した資料。
漫画制作での生成AI活用の現状とは? 漫画家「うめ」さん作成の100ページ超の資料が無料公開中
経済産業研究所は「漫画制作における生成AI活用の現状:2024春」の資料を無料公開した。2人組漫画家「うめ」のシナリオ・演出担当の小沢高広さんが作成。商業漫画において、生成AIを活用しているという小沢さんの知見を全103ページの資料で紹介している。
年末年始にLLMの勉強はいかが? 東大松尾研、大規模言語モデルの講座資料を無料公開
東京大学松尾研究室は、大規模言語モデル(LLM)の講義資料を無償公開した。同研究室が9〜10月に実施した「東京大学サマースクール 大規模言語モデル講座」で使用したもの。


