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日本のApple Watchで「心房細動履歴」が利用可能に
心房と心室の拍動が同期しなくなった場合に起きる不規則な心拍リズムの一種「心房細動」を記録する機能「心房細動履歴」を、日本のApple Watchユーザー向けに提供を開始したと米Appleが発表した。
心房と心室の拍動が同期しなくなった場合に起きる不規則な心拍リズムの一種「心房細動」を記録する機能「心房細動履歴」を、日本のApple Watchユーザー向けに提供を開始したと米Appleが発表した。
この機能により、Apple Watchユーザーに高心拍数と低心拍数の通知、心肺機能の通知、不規則な心拍の通知、心電図アプリなどの心臓の健康についてより詳しい情報を得るための機能を提供。心房細動に関連しそうな生活習慣要因の詳細な履歴をヘルスケアアプリで確認でき、かかりつけの医療機関との情報共有向けに、心房細動と生活習慣要因の履歴が記載されたPDFをダウンロードできる。
Apple Watch Series 4以降のモデルで利用可でき、ヘルスケアアプリ>心臓>心房細動履歴から設定可能。ただし、心房細動履歴は生年月日の入力と、過去に医師や病院から心房細動と診断された22歳以上のユーザーを対象としており、この機能をオンにすると「不規則な心拍の通知」がオフになる。
日本で利用可能になったのは、Appleが申請していた「Apple の不規則な心拍の通知プログラム」が「医療機器承認番号:30200BZI00021000」を取得したことによるもの。なお、選任製造販売業者はパシフィックブリッジメディカル株式会社となっている。
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