ニュース
「顔認証で改札通過」日本初の本格導入 乗車券は磁気→QRに 千葉・ユーカリが丘線
日本初の顔認証乗車システムの本格導入。千葉県佐倉市内の新交通システム「山万ユーカリが丘線」で。
ジョルダンと、都市開発を手掛ける山万は、千葉県佐倉市内の新交通システム「山万ユーカリが丘線」とコミュニティバスに、顔認証で乗車できる「ユーカリPASS」を6月15日から導入すると発表した。顔認証乗車システムの本格導入は日本初という。
券売機で販売する乗車券は、磁気券からQRチケットに移行する。
専用サイトでクレジットカードと顔写真を事前登録した上で、改札前のタブレットに顔を近づけ、認証表示が出たら改札機を通ることができる。
パナソニックコネクトが提供する顔認証技術と、ジョルダンが提供する決済・チケット管理システム「JorudanStyle Point&Pass」を使い、顔認証とチケット確認、乗車管理を可能にした。
山万ユーカリが丘線とコミュニティバスの運賃は、それぞれ大人(中学生以上)200円、小学生100円。
両者は2021年から、ユーカリが丘線とコミュニティバスでの顔認証乗車によるシステムの実証実験を始め、複数の交通機関の連携も含めて検証してきた。将来は、各店舗で顔認証システムを用いた決済システムの導入やポイントの付与なども検討していく。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
“顔パス”乗車できる「顔認証改札機」、JR西が実証実験 ゲートがない近未来的デザイン
JR西日本は、大阪駅と新大阪駅間で、顔認証改札機の実証実験を3月18日から開始する。同日開業予定の大阪駅(うめきたエリア)のうめきた地下口改札にゲートを設けないウォークスルー型、新大阪駅東口改札に簡易型の顔認証改札機を設置する。
電子チケット・顔認証で乗れるバス 沖縄・宮古島で試験運行
“新しい生活様式”に対応した「宮古島ループバス」が登場。電子チケットを提示するか、車内のタブレットに顔を映すと、運転手と接触せずに乗車できる。「宮古島市熱帯植物園」など19カ所の観光スポットを巡回する。
JR東や西武、京急など8社、磁気乗車券廃止→QR乗車券に 共同サーバで管理
JR東日本と京成、西武、東武など8社は、磁気乗車券を廃止し、QRコードを使った乗車券に置き換えると発表した。
