請求書をデータ化するSaaS「バクラク請求書」などを手掛けるLayerXは、7月3日付で日本経済団体連合会(経団連)に加入したと発表した。経団連が2023年にAI活用に関する提言を発表したことを踏まえ「経団連に加入することで、経団連の掲げるビジョンの実現や“AI-Powered化”を後押ししていく」(LayerX)という。
LayerXは2018年設立。当初はブロックチェーンのコンサルティングなどを手掛けていたが、日本でこの事業を展開するには日本企業のデジタル化が先決という判断から20年に撤退。以降はSaaSやFinTech事業を展開しており、23年からはAIやLLM(大規模言語モデル)に関する新事業も手掛けている。
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