「AI幹事」飲食店に大ウケ──開発者が明かす、誕生のきっかけと想定外の反響 人とAIの新しい関係は居酒屋で始まる?(4/4 ページ)
「AI幹事」が、飲食業界の注目を集めているようです。なぜ、AI幹事を作ろうと思ったのか、Gateboxとだるまジャパンにお話をうかがったところ、このサービスは絶妙なタイミングで登場したことが分かりました。
人とAIの新しい付き合い方
AI幹事が注目を集めたことで、Gateboxとだるまジャパンの開発チームは、さらなる進化を目指しています。また、AI幹事のスマホ版(iOS)については、すでに開発に着手しているとのこと。今後の方向性としては、
- 多言語対応:海外からの観光客にも対応できるよう、多言語でのコミュニケーション機能を追加
- キャラクターコラボレーション:人気アニメやゲームのキャラクターとコラボレーションし、そのキャラクターになりきったAI幹事を開発
- 健康管理機能:ユーザーの健康データと連携し、適切な飲酒量を提案する機能を追加
- 家庭用バージョン:飲食店だけでなく、ホームパーティーでも使えるAI幹事の開発
武地さんと尾崎さんは、最後にこう締めくくってくれました。「AI幹事は、まさに続報が楽しみなプロジェクトです。これからどんな展開が待っているのか、私たち自身もわくわくしています。この新しい扉を開いたことで、人々の想像力が刺激され、さらなる革新が生まれることを期待しています」。
少しおおげさに聞こえるかもしれませんが、AI幹事には人類の夢がつまっています。これは実際にAI幹事を体験してみて、より強く感じたところです。
例えば、スマホやスマートウォッチのおかげで、ヘルス系のデータを見ることはできるようになりましたし、通知なども受け取ることができるようになりました。でも、正直「だから?」という段階ではあると思います。「昨日は寝不足でしたね」とデータを見せられても、そんなことは自分が一番分かっているわけです。
でも、AI幹事は、今目の前にあるものをリアルタイムに処理して、こちらの状況を踏まえて、会話を投げかけてくれます。ここに大きな違いがあるわけです。これは、人とAIの付き合い方の何か新しい扉を開いた感さえあります。
その扉の向こう側には、AIと人間のコミュニケーションという未来があるはずなのです。そして、AI幹事を見た人たちがその未来を感じ取ったからこそ、あれだけの話題となったといえるでしょう。
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