“コードだけ”でテトリスを作ろう! カヤックが「ゲームプログラミング研修」の資料を無償公開
イベント事業などを手掛けるカヤックは、自社で開催した「ゲームプログラミング研修」の解説記事を公開した。2Dと3D用、2つのUnityプロジェクトをテンプレート用意し、そこにコードだけでゲームを作る研修について解説している。
アプリ・Webサイトの企画開発や、イベント事業などを手掛けるカヤック(神奈川県鎌倉市)は7月22日、自社で開催した「ゲームプログラミング研修」の解説記事を公開した。2Dと3D用、2つのUnityプロジェクトのテンプレートを用意し、そこにコードだけでゲームを作る内容で、研修に使ったUnityプロジェクトをGitHub上で無償公開している。
研修を監修したUnityエンジニアの平山尚さんは「ゲーム開発において、コードで作るよりもエディタ上で作る比率が高い人が多いのではないかと思う」と説明。 相対的にコードの重要性が落ちている傾向を指摘する一方で、「コードを書かないと作れない/作りにくいゲームはいまだに存在する」とも述べている。
その例として挙げているのがパズルゲーム「テトリス」だ。コードで書けば500行で書けるものが、Unityの機能で作ろうとすると複雑な実装になってしまうという。そのため、研修では2Dテトリスをコードだけで作る課題を用意した。
他にも、大きなソーシャルゲームを作る場合、通信部やリソース管理などゲームエンジンがやってくればい部分はコードで書く必要があり、コードを書く力の重要性を説いている。
解説記事では、研修のスケジュールやスムーズな進行のために心掛けたポイントなどを説明。平山さんは「誰がどれくらい書けるのか、どの段階でどういうつまづき方をしたのか、 どういったクセがあるのか、などがかなりよく分かるため、 育成の計画も立てやすくなるかと思う」と実施した研修を検証するよう勧めている。
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