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動画カメラの“本命”か──ソニー「ZV-E10 II」はスマホ世代に向けた秀逸な入門機荻窪圭のデジカメレビュープラス(8/8 ページ)

個人の見解であるが、ソニー「VLOGCAM」シリーズの本命がやってきた、といって過言じゃないと思う。「ZV-E10 II」だ。

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 最新のソニーのカメラ同様、「Creators'App」に対応し、カメラ単体で登録したアクセスポイント(5GHz対応)経由でクラウドに写真や映像を自動アップロードできるし、単体でライブストリーミングもできるのだ。

 スマホからWi-Fi設定をカメラに転送するだけで、カメラ側でパスワードを入れる必要がないのもいい。


「Creater's App」の画面

クラウド接続がオンになっていると、電源を入れたときに自動的にアップロードしてくれる

 クラウドへの自動アップロードをオンにすると、設定したWi-Fiアクセスポイントにつながっており、電源が入っていると自動的にクラウドへ写真や動画をアップロードしてくれる。

 カメラのユーザー登録をすると25GBまで無料で使用可能だ。あらかじめレーティングしたものだけアップロードするという設定もできる。

 また、スマートフォンへの転送もWi-FiのみならずUSBでの転送も対応しており、USB接続だとより高速な転送ができる。

 PCがなくてもスマートフォンとカメラだけで一通りこなせる設計になっているのだ。

 つまるところ、VLOGCAMというとVLOGに特化したカメラという印象なんだけど、VLOGってのはキーワードにすぎなくて、実のところ、気軽に持ち歩いて、静止画も動画もきれいに撮って、ときにはシェアもしたいというスマホ世代に向けた秀逸な入門機なんじゃないかなと思う。

 ややこしいところはカメラにまかせてカジュアルに静止画も動画も撮って楽しもうという、イマドキのカジュアルなミラーレス一眼としていろいろと考えられているのだ。

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