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不燃ごみに混入したリチウムイオン電池、X線とAIで検知 火災予防へ 町田市で実証実験

東京都町田市は、「燃やせないごみ」に誤って出されたリチウムイオン電池などを検知するシステムの実証実験を行う。

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 東京都町田市は9月3日、「燃やせないごみ」に誤って出されたリチウムイオン電池などを検知するシステムの実証実験を、9月9日〜12日にかけて町田市バイオエネルギーセンタで行うと発表した。

 町田市バイオエネルギーセンターの不燃・粗大ごみ処理施設では過去、リチウムイオン電池から出火したと思われる火災が起きたため、2022年度から検知装置複数の装置メーカーに、検知システムについてヒアリングしてきた。

 今回の実験は、IHIグループのIHI検査計測とPFUが共同開発した試作機を利用し、実際の施設で効果を検証する。

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実験機のイメージ

 リチウムイオン電池を廃棄する際は、メーカーなどのリサイクル回収に出す必要がある。だが実際は、不燃ごみや粗大ごみ、プラスチックごみなどとして誤って捨てられ、発火・火災につながる事故が多発している。

 今回の実証実験では、空港などのセキュリティで使用されているX線検査装置の販売を手掛けるIHI検査計測の知見と、PFUのAIエンジンを組み合わせ、コンベヤを流れる燃やせないごみをX線で撮影し、画像からAIでリチウムイオン電池などを検出する。検出した位置はプロジェクションマッピングを用いて作業員に通知し、作業員が取り除く。

 実験では、さまざまな形の電池などを検出する精度や作業性の向上などを確認し、検知システムの効果を検証する。

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