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OpenAI退社のサツケバー氏らの新AI企業SSI、a16zなどから10億ドル調達
AI新興企業SSIは、a16zやSequoia Capitalなどから10億ドルを調達した。SSIはOpenAIでアルトマンCEO排斥を主導し、後に退社したイリヤ・サツケバー氏らが6月に立ち上げた「スーパーインテリジェンス」を目指す企業だ。
米OpenAIの共同創業者だったイリヤ・サツケバー氏らが6月に立ち上げた新AI企業Safe Superintelligence(SSI)は9月4日(現地時間)、10億ドルを調達したと発表した。
出資したのは、シリコンバレーの著名VC、Andreessen Horowitz(a16z)とSequoia Capital、DST Global、SV Angel、NFDG。NFDGは、SSI幹部のダニエル・グロス氏が共同運営する投資ファンドだ。
「詳細はこちら」のリンク先は米Reutersの独占記事で、この記事によると同社の評価額は50億ドルという。
SSIの従業員数は現在10人。調達した資金は「コンピューティング能力の獲得と優秀な人材の雇用に充てる計画」だ。
グロス氏はインタビューで、「安全なスーパーインテリジェンスに率直に取り組むというわれわれの使命を理解し、尊重してくれる投資家に支援してもらうことは重要だ」と語った。
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