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NEC・富士通もSakana AIに出資 シリーズAは約300億円の調達に
AIスタートアップSakana AI(東京都港区)が、NECや富士通といった日本企業からの資金調達を発表した。同社は米NVIDIAなどから約145億円を調達したと発表したばかり。
AIスタートアップSakana AI(東京都港区)は9月17日、NECや富士通といった日本企業からの資金調達を発表した。同社は4日に、米NVIDIAなどから約145億円を調達したと発表したばかり。
NECや富士通に加え、三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友銀行、みずほフィナンシャルグループ、SBIグループ、第一生命、野村ホールディングスなどから新たに調達。これにより、シリーズAの合計調達額は約300億円に達したという。
Sakana AIは2023年8月に設立を発表。立ち上げたのは元米Googleの著名な研究者、リオン・ジョーンズ氏とデビッド・ハー氏などで、24年1月にはベンチャーキャピタルやNTTグループ、KDDI、ソニーグループなどから45億円の資金を調達したと発表した。
同社はコメントで「日本企業からの投資を受け、日本企業とのパートナーシップを構築することは、特別な意味がある。Sakana AIは日本で創業した企業であり、日本を拠点とすることに誇りを持っている」と日本での活動を強調。日本企業との連携を加速する方針も示した。
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