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小さくて廉価で動画もしっかり 富士フイルム「X-M5」は3つの顔を持つカメラだった:荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/7 ページ)
富士フイルムが11月下旬に発売する「X-M5」は、小さくて軽くてお気軽スナップ撮影やお気軽動画撮影に向いたカメラである。動画も撮れて、しかも比較的安価。
ただ、エントリーユーザー向けと思うと、ボディ内手ブレ補正が無いのは残念だ。
イメージセンサーは約2610万画素の「X-Trans CMOS 4」。X-S20と同じだ。低価格なカメラとはいえ、ちゃんとX-Trans CMOS 4を積んでくれているのはよい。
単焦点レンズを付けてスナップを撮りに行く
もう1つの顔は、小型スナップカメラ。セカンドカメラとして、あるいは常時持ち歩くためのカメラとしてサイズといい価格といいちょうどいい。EVFがないのは残念だけど、最近はファインダーがついてても覗かないで背面モニターで撮る人も多いし、コンパクトさ重視の設計としては悪くない。
富士フイルムはいくつかコンパクトで絞りリングを持つ単焦点レンズを持っているのだが、それがX-M5に似合うのである。同社のX100シリーズよりちょっとコンパクトだし、イメージとしてはリコーのGRに近い感じか。
レンズの絞りリングとボディ側の2つのダイヤルを組み合わせれば使い勝手は悪くない。
それらのレンズはレンズ内手ブレ補正を持たないが、シャッタースピードが速めにセットされるようなので、油断しなければ意外に大丈夫である。
店頭でほぼジャンク品の「OLYMPUS PEN」を発見。そのボロボロっぷりがよかったので、おもわずフィルムシミュレーションをクラシックネガに合わせて撮影(27mm 1/125秒 F2.8 ISO1250)
散歩中の犬をつないで休憩中、犬がはしゃぎすぎてひもがスツールの足にからまり、飼い主さんが外そうと持ち上げた瞬間の影。ちなみに撮影の許可は得てます。AUTOのまま動物と認識。フィルムシミュレーションはREALA ACE(50mm 1/300秒 F2.0 -0.67 ISO1600)
ちゃんとセッティングしたい人はPASMの各モードを使う。その場合、被写体検出AFの対象を自分でセットする必要はあるが、まあそれは普通のことだ。
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