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小さくて廉価で動画もしっかり 富士フイルム「X-M5」は3つの顔を持つカメラだった荻窪圭のデジカメレビュープラス(7/7 ページ)

富士フイルムが11月下旬に発売する「X-M5」は、小さくて軽くてお気軽スナップ撮影やお気軽動画撮影に向いたカメラである。動画も撮れて、しかも比較的安価。

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 Wi-Fiだと接続に時間がかかって、という人にはUSBケーブルで直接つなぐという手がある。これだと転送も高速だし、Wi-Fiの接続を待つ時間も省略できる。


USBで接続すれば転送も高速。これは富士フイルムのXappを使って転送する画面だが、他のアプリ(iPhoneなら写真app)でも外付けストレージとして認識して転送できる

 かくして、エントリーカメラという位置づけだが、動画カメラとしてもコンパクトなセカンドスナップカメラとしてもなかなか使える、小さくて楽しめるカメラだったのだ。

 初めてのデジタルカメラとしてみると価格はそれなりに手頃だし、コンパクトで持ち歩きやすいし、AUTOモードのままでもけっこう使えるからおすすめだし、EVFなしとボディ内手ブレ補正なしが許容できるならコンパクトな単焦点レンズを付けてスナップ用セカンドカメラとしていい感じだし、なぜかケーブルレリーズも使えたりするし、VLOG用の動画カメラとしてもVLOGモードが使いやすいので、X-S20より向いてるんじゃないかと思う。

 ちょいとグリップが心許ないので手が大きい人だと使いづらいかもしれないけど、その辺は実物を触って確かめてみてほしい。

 わたしなら、小さくて軽い単焦点レンズ何本かと組み合わせて、フィルムシミュレーションを楽しむスナップカメラとして持ち歩きたいかな。

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