キヤノン「EOS R1」詳細レビュー プロ向けフラグシップ機は“さすがの性能”だった:荻窪圭のデジカメレビュープラス(7/8 ページ)
キヤノンのフラッグシップ機「EOS R1」。待望のプロ向けカメラである。発売前の機材をいち早く使わせてもらったのでここでレビューしたい。
さらにサッカー・バスケットボール・バレーボールに関してはアクション優先モードでアクションがあった場所を優先するし、あらかじめ登録した人物を優先する機能もある。
AF回りの機能が豊富ではあるが、わかっちゃえば、必要なものを様々なボタンに割り当てて瞬時にぱっと切り替えて使えるのがいい。トラッキングオンにしてるとときどき「そこじゃない!」ってこともあるけど、そういうときはボタン一つでオフにすればいい。
ではその他の作例も。
いつものガスタンクは今回天候に恵まれなかったのでちょっとシャキッとしてないのが残念だけど、それは天候のせい。
続いてラベンダー。よく見るとクマバチが飛んでおります。
ラベンダーの蜜を吸うクマバチを見つけて飛んだ瞬間に撮影したのだけど、ちゃんとそこにフォーカスがきててさすがだな、と。
暗い室内へ行って、蔵の中の古民具。三鷹市の大沢の里水車経営農家にて。許可をもらって撮らせて頂いたもの。階調がきれいに出ていて素晴らしい。
そして日が暮れてきて、夕刻のスナップ。135mm F1.8を少しだけしぼってみた。
そして最後は鳥。川の中に立っていたアオサギを500mmで撮影。
で、EOS R1とR5 Mark IIは「カメラ内アップスケーリング」機能がある。JPEGでも構わず、AIを駆使して縦横それぞれ2倍【面積的には4倍)の画像を作ってくれる機能だ。
EOS R1は速度や高感度を重視した設計になっているので約2420万画素と画素数的には多い方じゃない。でも高解像度の絵が欲しい時、あるいはさらにトリミングして使いたいときに使えそうだ。
このアオサギ写真でアップスケーリングし、顔のあたりを同じサイズで並べてみた。元画像は200%表示にして合わせてある。
ディテールの描写が明らかに違う。
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