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調査リポート

闇バイトによる“アポ電”か──給湯器点検の電話、首都圏で増加傾向 セキュリティ企業が注意喚起

 特殊詐欺やフィッシング詐欺の対策サービスを提供するトビラシステムズ(名古屋市)が、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県において、8月下旬から10月下旬にかけて給湯器などの点検に関する電話の着信件数が増えているとする調査結果を発表した。

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 特殊詐欺やフィッシング詐欺の対策サービスを提供するトビラシステムズ(名古屋市)は11月28日、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県において、8月下旬から10月下旬にかけて給湯器などの点検に関する電話の着信件数が増えているとする調査結果を発表した。同社は昨今社会問題化する“闇バイト”と関連付け、犯行グループが事前に家族構成や資産状況を探る“アポ電”の可能性もあるとして、注意喚起している。

 同社は7月14日から10月27日にかけての着信件数に関するデータを公開。件数は8月18日ごろから増え始めたという。1都3県のどの地域で着信が発生したか可視化した地図も公開した。

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同社が公開したデータ(ニュースリリースから引用、以下同)

 不審な電話の具体例も紹介。給湯器の点検に関する電話では「事業者をかたる人物から『給湯器の無料点検をする。ガス会社から委託されている』と言われ、住所や名前を確認された。心配になり同社に確認したところ、一切関係ないと言われた」などの例があった。

 他にもリフォーム関連の事業者や、不用品回収事業者を名乗る不審電話を確認したという。トビラシステムズは、事業者を名乗る不審な電話や突然の訪問があった場合は、安易に個人情報を教えたり、自宅に入れたりしないよう注意を呼び掛けている。

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