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ニコン「Z50II」はなんだか“ちょうどいい”デジ一眼 価格も手頃なスタンダード機の実力は?荻窪圭のデジカメレビュープラス(8/8 ページ)

デザインや性能に凝りすぎず、グリップもしっかりしていて構えやすく、価格も手頃で、最新の技術や機能がほどよく搭載されている。それがニコンの「Z50II」である。

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 続いて、標準の沈胴式ズームレンズで撮ったもの。16-50mmでF3.5-6.3だが、沈胴時の薄さがウリ。

 写りとしては物足りないところもあるが、そこは携帯性重視の安価なレンズと割り切りたい。


いつものガスタンク。色も階調も非常によい(16-50mm 16mm 1/640秒 F8 ISO100)

半逆光で招き猫を。階調が滑らかで写りは非常によい(16-50mm 50mm 1/80秒 F6.3)

 最後は望遠ズームレンズで。


ダブルズームレンズキットの望遠ズームレンズ。50-250mm F4.5-6.

走ってくる列車をAF-C+被写体検出AFで(50-250mm 250mm 1/400秒 F6.3 ISO360)

 使っていて気になったのは、バッテリーの持ち。公称でも約230コマ(EVF利用でパワーセーブがOFF)から、約270枚(背面モニター利用でパワーセーブがON)と、いささか心許なく、たくさん撮りたい人や動画を撮る人は予備バッテリーかモバイルバッテリー(USB-Cで充電できるし)を用意したい。

 当然、上位機種に比べると頼りないところもあるが、価格や機動力を考えれば、多大な要求をするのはよくない。

 イメージングレシピの使い勝手は向上してほしいが、AFは速いし、最新の被写体検出AFも装備してるし、ファインダーもしっかりしているし扱いやすいしで、カメラとしてのバランスはいい。

 エントリー向けミラーレス一眼のスタンダードとして人気が出そうだ。

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