データ探しにAI活用、クラウドの使い勝手も取り込んだ新世代のNAS「UGREEN NASync」(3/5 ページ)
ユーグリーン・ジャパンが1月15日に「UGREEN NASync」を発表しました。すでにクラファンで約10億円を集めることに成功したそうですが、どこがそんなに支持されたのでしょうか。今回はじっくりチェックしました。
使い勝手に直結するインタフェース
NASyncへのアクセスは、従来のNASとは一線を画すデスクトップの様なインタフェースになっています。そして、それはWebブラウザ経由でもPCのアプリ経由でも、ほぼ同じ画面で提供されます。複雑な操作も直感的に行えるよう設計されており、日々の操作を助ける以下のような機能を備えています。
- NASの動作設定をするコントロールパネル
- 複雑な操作を監視できるタスクセンター
- 包括的な通知システム
- 権限設定が可能なマルチユーザーアクセス
- リモートアクセス機能
リモートアクセス可能でブラウザさえあれば、いつでも自宅のNASにつなげることができるというのは、他の端末にからでもほぼ準備なしで使えますし、NASにユーザーを追加しても、アプリのインストールをしないで、すぐに使えるというのも大きな利点です。
なお、ユーザーを追加する際には、そのユーザーが使えるデータ領域を指定することができるので、他のユーザーが容量を使いまくる心配も不要です。またリモートアクセスを使う場合は、UGREENNlinkのユーザー登録が必要となります。
アプリも充実
さらにUGREEN NASyncの可能性を広げてくれるのが、多数のアプリの存在です。アプリをうまく使ってもらうためにも、デスクトップ風のインタフェースは単なる見た目以上の意味を持ち、必要な機能をアプリとして追加できる拡張性の提供をスムーズにしています。
アプリ例
- バックアップアプリ:PCやモバイルデバイス(写真など)の自動バックアップを実現
- ファイル共有アプリ:外部ユーザーとの安全なデータ共有を実現
- ユニバーサル検索アプリ:横断的な検索を実現
- メディア管理アプリ(写真・シアター):写真や動画の整理・閲覧を効率化
- DLNAサーバアプリ:家庭内でのメディアストリーミングを可能に
DLNAアプリのおかげで、ネットワーク上のPlayStation 4などからでもNASのデータにアクセスできます。データをコピーせずに、テレビでみんなで動画を見ることができるため、家庭内のメディアハブとしての役割も果たせることになります。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.






