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データ探しにAI活用、クラウドの使い勝手も取り込んだ新世代のNAS「UGREEN NASync」(4/5 ページ)
ユーグリーン・ジャパンが1月15日に「UGREEN NASync」を発表しました。すでにクラファンで約10億円を集めることに成功したそうですが、どこがそんなに支持されたのでしょうか。今回はじっくりチェックしました。
モバイルアプリの完成度
そして、ここまでお話してきたことは、基本すべてスマホのアプリからも操作可能になっています。NASとしての基本機能だけではなく、アプリによる追加機能も含めて利用可能です。デスクトップで利用できるほぼすべての機能を、モバイルからもシームレスに利用可能です。写真のバックアップから高度なAI検索、リモートアクセスまで、外出先でもアプリさえあれば大丈夫です。
クリエイティブワークフローへの統合
スタジオなどのプロフェッショナルな環境では、Thunderboltポートを活用した高速データ転送と、アプリを組み合わせることで、効率的なワークフローを構築できます。
例えば、以下のようなワークフローが実現可能です。
1. スタジオで撮影データの直接取り込み(SDカードスロット経由)
2. チーム内での即時ファイル共有
3. 権限管理による安全なプロジェクト管理
4. AIを活用したアセット管理
ハードウェア設計は実用性を重視
お借りしたNASync、ネットワークの都合もあり、机の下に設置してみましたが、動作音などが気になることもなく、とても安定して稼働しています。ほこりを防ぐフィルターの搭載など、長期使用とメンテナンスを考慮した設計になっています。
また、ハードウェアスペックも拡張の余地を残した仕様となっています。
- DDR5 RAM(増設可能)
- Thunderboltポート搭載
- SDカードリーダー内蔵
- SSD拡張オプション
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