データ探しにAI活用、クラウドの使い勝手も取り込んだ新世代のNAS「UGREEN NASync」(5/5 ページ)
ユーグリーン・ジャパンが1月15日に「UGREEN NASync」を発表しました。すでにクラファンで約10億円を集めることに成功したそうですが、どこがそんなに支持されたのでしょうか。今回はじっくりチェックしました。
これからのデータ管理を見据えて
ここまで見てきたように、UGREEN NASyncは、単なるストレージソリューション以上の存在です。AIを活用した整理機能とクラウドのような使いやすさを組み合わせることで、純粋なクラウド依存に対する魅力的な選択肢を提示しています。もちろん、NASがあるから、クラウドを全部解約すればいいなんてものではなく、コストと容量のバランスをうまく両立させていくのが現実的な運用スタイルになっていくのだと思います。
例えば、SNSに日々アップしているデータなども、自分のアカウントが永久にあるなんてことはありません。たまにでいいので、バックアップをしておくの自衛手段として必要になります。そして、そんなデータは巨大なものになりますし、普段は使わないので、NASに放り込んでいけばいいわけです。
なお「GREEN FUNDING」でも約2週間後からクラウドファンディングを実施予定で、早期支援者向けに最大40%のディスカウントが設定されています(ドライブは別途)。
最後に。今回の記事、出てくるのが遅いと編集部にさんざんせっつかれたのですが、ずっとUGREEN NASyncが多機能だから書くのに時間が掛かっていると言い訳していました。でも実は、NASで遊ぶのがすっかり楽しくなってしまった日があったことも正直に告白させていただきます。
自分のデータをいくらでも突っ込めて、それをNASが自動的にあれこれよしなにしてくれるんだから、そりゃ楽しくて仕方がないんですよ。特に動画を一覧で見ることができるシアターアプリが最高。持っているデータ次第ではありますが、あれはもう、自分専用ネトフリみたいなものです。
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