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プリント前提、だから楽しい──「instax WIDE Evo」は大人のハイブリッドチェキだった荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/7 ページ)

イマドキの「大人のチェキ!」誕生である。その名も「instax WIDE Evo」。これがまたチェキらしいデジタルとアナログが合体したハイブリッドカメラだったのである。

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上面のボタンはフィルムスタイルのセレクト。どれもフィルム調のものでボタンを押すたび、あるいはボタンを押して左右のスティックでセレクトする

分かりやすいところでフィルムストリップを選んでみた。こんな感じになる

 特に、光の反射やフレアを表現する、ライトプリズムやビームフレアなどはダイヤルを回すことで多くのバリエーションを楽しめる。

 いくつか組み合わせ例を。どれも、カメラからスマホに転送した画像だ。こういうプリントイメージで転送される(詳しくは後述)。


レンズエフェクト「ビームフレア」+フィルムエフェクト「ビビッド」+フィルムスタイル「フィルムストリップ」で撮影したお茶の水。16mmのワイド感が楽しめる

レンズエフェクト「光漏れ」+フィルムエフェクト「モノクロ」+フィルムスタイル「湿版印刷」。でカフェを

レンズエフェクト「ビームフレア」+フィルムエフェクト「ライトグリーン」+フィルムスタイル「デートスタンプ」。保護猫シェルターで猫を撮る人

レンズエフェクト「ビネット」+フィルムエフェクト「ビビッド」+フィルムスタイルなしで。ビネットのかかりかたがいい

レンズエフェクト「ライトプリズム」+フィルムエフェクト「サマー」+フィルムスタイル「フィルムストリップ」で、冬のサマーエフェクト

 デジタルカメラではあるけれども、チェキなので「後からエフェクトをかける」機能なんてない。だからエフェクトをかけるか、どのフレームにするかは撮影時に決めねばならない。

 “デジタルカメラ脳”で見ると「後から掛けられる方が便利じゃん」と思っちゃうのだけど、あえて「撮影時に選び、プリントして楽しむ」という精神が貫かれているのがチェキらしいなあと思う。

 気に入った写真を撮れたら印刷だ。

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