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月のクレーターもばっちり 「COOLPIX P1100」は相変わらず常識を越えた超望遠カメラだった:荻窪圭のデジカメレビュープラス(6/6 ページ)
久しぶりに来ました、超弩級のコンパクトじゃないコンパクトデジカメ。125倍ズーム搭載のニコン「COOLPIX P1100」である。
唯一無二の超望遠ズームカメラは健在だった
そうそう、ハード的にはほぼ変わらないマイナーチェンジモデルではあるのだが、一つ新しくなった点がある。
USB端子だ。前モデルではmicroUSB端子だったが、今回のP1100では無事USB Type-C端子になった。いまさらmicroUSBってのはないからね。これは大事な点。
また、ワイヤレスリモコンのFnボタンが使えるようになった、シーンモードの比較明合成に花火モードも追加されたなど機能面での追加もある。
ともあれ、この3000mmといわれてもどのくらいなのか想像しづらいレベルの超弩級超望遠カメラが健在なのはうれしい。このド迫力のズームは他のカメラでは味わえない写真を撮れるわけで、それでいて価格は14万9600円(ニコンダイレクト価格)なのである。
さすがにベースが2018年のカメラなので不得手なシーンは結構あるけれども、得意ジャンルでは他カメラの追随を許さない写真を撮れるのだ。それを考えると安いかも。
【訂正:2025年3月17日10時45分更新 ※初出時、EVFを約2336万ピクセルとしていましたが、実際は236万ピクセルでした。おわびして訂正いたします】
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