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金属の質感がたまらない「SIGMA BF」、いろいろ省いてるけどカメラとしての使い勝手は?荻窪圭のデジカメレビュープラス(6/7 ページ)

この春、一番話題のカメラといえばシグマの「SIGMA BF」。アルミ削り出しのボディには余計なものが一切ない……いや、何が「余計」かってところも問題で、本来あるはずのものもなかったりする。

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少しずつ咲き始めたタカトオコヒガンザクラ。ソメイヨシノより少し早く咲き、色が濃くて映えるのがみそだ(24mm 1/500秒 F8 ISO400)

ネパール料理店で、ネパールから運んできたという壁の装飾【何と呼べばいいのか)。暗めの室内でISO16000まで上がったがこのくらいなら十分いける(24mm 1/100秒F8.0 ISO16000)

稲荷神社の陶磁器のキツネ。モニタを見ながらローアングルで。口元をタッチしてそこにフォーカスを合わせて撮影(24mm 1/40秒 F8.0 ISO500)

 ISO感度は最高で102400。ベース感度はISO320と高めでシャッタースピードを速めにセットできる。


夜の駅ビルの屋上。高感度で撮ってみようとISO6400まで上げ、F8で撮影してみた。さすがにここまで上げると暗部がノイジーになるか(24mm 1/50秒 F8 ISO6400)

 ボディ内手ブレ補正がない上にファインダーを持たないので手ブレを心配していたが、シャッターボタンの感触が柔らかく静かでこの上なく快適なことや電子シャッターなのでシャッター幕の振動の影響もなく、気をつけて撮れば意外にぶれないのであった。

 もちろん動画機能を持っており、そちらでは電子式手ブレ補正も働く。

好みがすごく分かれそうだけど?

 SIGMA fpシリーズもシンプルだったけど、あれは拡張性がウリで、自在に拡張することで様々なシーンに対応できた。SIGMA BFは逆に拡張できないのがウリ。シンプルなまま使えって感じだ。

 これはなんとかならないかと思ったのはストラップホールが一つしかないこと。また晴天下での撮影ではモニタにフードを付けたくなったことくらいか。EVFがないので老眼にはツラいが、まあそれはしょうがない。

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