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6年ぶり登場、LUMIX「S1RII」は全てが進化してダイエットにも成功した“全部入りカメラ”だった:荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/8 ページ)
「S1」と「S1R」の登場から6年。やっと後継機「S1RII」が登場した。ちょっとゴツくて大きいと言われがちだった前モデルから大幅な小型軽量化を達成しつつ、最新の技術や機能を搭載している。
画面がうるさいのはいろんなオプションを表示しているため。水準器と手ブレを示すレーダーを出している。
今回新しいのは左肩。静止画、動画、S&Qの切替ダイヤルがついた。昨今のトレンドだ。
全体として、LUMIXならではのオリジナリティ+トレンドをがしがし取り入れた「全部入りカメラ」って印象だ。
細かいところだが、WB・ISO・露出補正のボタンが3つ並んでいるが、全部ボタンの高さが違っており、ISO感度ボタンにはポッチがついていてファインダーを覗いたまま手探りで扱える。
フォーカス関連はディスプレイ右上の1カ所に集められているのも分かりやすい。
ただ、フォーカス関連の機能が昔に比べて大幅に増えた(特に被写体検出系)ことで1カ所に集めるのはちょっと無理が出てるかなという気がする。
安定した画質はLUMIXならでは
では撮影だ。
イメージセンサーは新開発の約4430万画素裏面照射型CMOSセンサー。S1Rよりちょっとだけ画素数が少ない(先代は4730万画素だった)。もちろん像面位相差AF搭載である。
テストしてみると電子シャッター時のローリングシャッター歪みはちょっと出るので、積層型ではない気はするけど詳細は教えてもらえなかった。
ボディ内手ブレ補正は強化されており、中央部で8段分を実現した。
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