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富士フイルム「GFX100RF」は高感度も意外にイケる魅力的な“1億画素”だった荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/6 ページ)

富士フイルムから登場した「GFX100RF」。35mm判フルサイズより一回り大きなラージフォーマットセンサーを搭載したレンズ一体型カメラである。

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 上面の操作系はX100VIと同じだ。シャッタースピードとISO感度が同軸のダイヤルにあり、右肩には露出補正ダイヤルがある。ISO感度はダイヤルのリング部を上にずらして回す。それぞれAポジションにするとオートとなる。


上面の構成はアスペクト比切替ダイヤルを除くとX100VIと同じ。シャッタースピードとISO感度が同軸のダイヤルにセットされているのが良い

 シャッタースピードダイヤルは1/4000秒まで刻まれている。

 フォーカルプレーンシャッターではなくレンズシャッターなので、メカシャッター時の振動も音もほとんどない。これはよい。

 電子シャッター時は最高で1/16000秒まで上げられるが、ローリングシャッター歪みはけっこう大きいので、メカシャッターで使うのがメインのカメラと思って良さそうだ。音もほぼしないし。

 光量を落としたいとき用にNDフィルタも内蔵している。

 背面から見る。

 基本的な構成はX100VIと同じだが、フォーカスモード切替レバーが追加されている。

 背面モニターはセンサーが4:3なのに対し3:2なので両端の空いたスペースを情報表示に使っているのはよい。撮影の邪魔をしないしね。


背面から。画面はグリッドや水準などを表示した状態。後ろ電子ダイヤルが微妙に台形なのも扱いやすい

 AFは被写体検出対応で、人物の他、動物・鳥・クルマなども用意されている。他のXやGFXと同じ仕様だ。


被写体検出は、人物とそれ以外が排他的で、被写体検出の中に6パターン用意されている

 さすがにこのカメラで鳥や飛行機を撮る人はないだろうけどな……といいつつ、鳥。クジャクが近くにいたので。80mm相当にクロップしての撮影だ。


80mmのデジタルテレコンで、被写体検出AFを鳥に設定して撮影したクジャク。これでも長辺が4800ピクセルある(80mm 1/1000秒 F4.0 ISO1250 REALA ACE アスペクト比 4:3)

 ファインダーはさすがに大きくてすごく見やすい。基本的にファインダーで撮るカメラだ。

 ファインダーを覗き、左手で絞りを、右手でその他もろもろをダイレクトに調整して撮るのが楽しい。ファインダーを覗きながら、あ、此の方がいいかな、とアスペクト比を変えたり。

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