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楽天モバイル、四半期黒字を達成 携帯キャリア事業参入以降で初
楽天グループは、2025年12月期第1四半期(2025年1月1日〜3月31日)決算を発表した。第1四半期で過去最高の売り上げを記録。また、楽天モバイルではEBITDAベースで初の四半期黒字化を達成した。
楽天グループは5月14日に発表した2025年12月期第1四半期(2025年1月1日〜3月31日)決算の中で、楽天モバイルではEBITDAベースで初の四半期黒字化を達成したことを明らかにした。
楽天グループの売上収益も5627億400万円(前年同期比9.6%増)、Non-GAAP営業損失は3億500万円(同254億4900万円の損失)で第1四半期で過去最高の売り上げを記録。
楽天モバイルの業績は、売上収益は872憶円(同40.7%増)、Non-GAAP営業損失は491億円(同175億円の改善)、EBITDAベースの営業利益では1億200万円(同202億円増)となり、携帯キャリア事業参入以降初の四半期黒字化を達成した。
なお、25年度第1四半期の楽天モバイル全契約回線数は863万回線だった。調整後MNP解約率は1.56%、ARPUは2827円、MNOサービス売上は476億8700万円(同31.9%増)という結果になった。
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