ニュース
「Olive」と「PayPay」が連携へ 三井住友カードとソフトバンクが発表 ポイントの相互交換も検討
三井住友カードとソフトバンク、PayPayの3社は5月15日、金融サービス「Olive」と決済サービス「PayPay」の連携を含む業務提携を発表した。PayPay残高をOliveで利用できるようにするほか、ポイントの相互交換も可能にし、キャッシュレス基盤の拡大を図る。
三井住友カードとソフトバンク、PayPayの3社は5月15日、デジタル分野での包括的な業務提携に合意したと発表した。三井住友カードの金融サービス「Olive」と、ソフトバンク傘下の決済サービス「PayPay」が連携。Olive上でPayPay残高払いが選択できるようになるなど、PayPayアプリでのカード決済では三井住友のカードを優遇するという。
また、三井住友グループの共通ポイント「Vポイント」と「PayPayポイント」の相互交換も進める。同社らは今回の連携によって、業界最大のポイントサービスを目指す。なお、OliveとPayPayの連携について、具体的なスケジュールは明かしていない。
ソフトバンクの技術基盤を生かし、SMBCグループのキャッシュレス戦略を加速させる考え。今後は、ソフトバンクが持つAIサービスなどのテクノロジーを活用し、非金融分野でのサービス連携も視野に入れる。三井住友フィナンシャルグループの中島達社長は、同日開かれた記者会見で「決済の大連立を実現する」と語った。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
SMBCが金融スーパーアプリ「Olive」 銀行、クレジットカード、証券、保険を共通IDで
三井住友フィナンシャルグループは、個人向けの総合金融サービス「Olive」を3月1日から提供する。三井住友銀行の口座、三井住友カードのクレジットカード、SBI証券の投資信託口座、各種の保険サービスを、スマホアプリ上で利用できる。
Oliveが3月スタート すぐに活用するなら三井住友銀行口座の用意を 新規ユーザーの番号発行は3日後
Oliveのサービスをすぐ活用したい場合は、三井住友銀行の口座を事前に開設しておいたほうがよさそうだ。
“金融スーパーアプリ”なのにアプリがない? 「Olive」始動、SMBCの意外な戦略
面白いことに「Oliveアプリ」は存在しない。代わりに三井住友銀行アプリに「Oliveモード」が用意され、三井住友カードの「Vpass」アプリにも「Oliveモード」が搭載される
Oliveスタート、早速申し込んでみた かなりややこしいぞ
三井住友フィナンシャルグループが総力をあげるコンシューマ向けの金融統合サービス「Olive」が3月1日にスタートした。
Tポイント、Vポイント統合後の名称はOliveポイント? VTポイント?
SMBCグループの個人向け金融サービス新ブランド「Olive」では、VポイントとTポイントが統合した新ポイントが、各サービスをつなぐ役割を果たすという。ならばその名称は「Oliveポイント」となるかと思いきや……。

