ニュース
「ホロライブ」のカバー、ライブ会場の爆破予告など複数の発信者を特定、示談成立
VTuber事務所「ホロライブプロダクション」を運営するカバーは、所属タレントに対して権利侵害行為を行った人物への対応状況を公表した。
VTuber事務所「ホロライブプロダクション」を運営するカバー(東京都港区)は6月18日、所属タレントの権利を侵害する行為をしていた複数の人物について、発信者情報の開示請求が認められ、損害賠償などを条件に示談が成立したと発表した。
このうち3人は、SNS上で、1)所属タレントが取引先に対して不適切な行動を取っているという事実と異なる情報を流布、2)所属タレントがあたかも契約解除されたかのような画像を捏造して投稿、3)所属タレントが取引先を中傷する内容の投稿を行ったかのような画像を捏造するなどしていた。また、匿名掲示板で所属タレントのライブ会場を爆破するといった内容を書き込んだ人物もいた。
これら4件について、カバーは「自身が行った権利侵害を謝罪し、損害賠償として金銭を支払い、また今後同様の行為をしないことを保証する」ことで示談が成立したとしている。
カバーは、2024年11月に所属タレントに対する誹謗中傷やなりすまし、ハラスメントに該当する行為が行われていると公表。併せて、これらの行為に対しては「断固たる措置」を講じると表明していた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ホロライブのカバー、所属タレントへの誹謗中傷やなりすましに「断固たる措置」
VTuber事務所「ホロライブプロダクション」を運営するカバーは15日、所属タレントに対する誹謗中傷やなりすまし、ハラスメントに該当する行為が行われているとして注意喚起した。
25年度も“新人VTuber約20人がデビュー”──「にじさんじ」運営の戦略 「ホロライブ」とは異なる方針 その狙いは?
2026年4月期(25年5月1日〜26年4月30日)も、約20人の新人VTuberをデビューさせる──VTuberグループ「にじさんじ」を運営するANYCOLORは、25年4月期通期決算説明資料内でそのような方針を明かした。
「ホロライブ」運営のカバー、公取委の指導受け謝罪 「事業が急拡大し、抜け漏れや遅延生じた」
バーチャルYouTuber事業を手掛けるカバーが、公正取引委員会からの指導・勧告についてコメントを発表した。「事業が急拡大し取引件数が増大したのに対し、取引先とのやりとりに抜け漏れや遅延が生じてしまっていた」「社内体制の構築や社内研修が不十分であった」と原因を説明。「勧告を真摯に受け止め、責任を痛感している」と謝罪した。
PCが起動しない──「Windows Update」後の不具合でPCメーカーが相次ぎ注意喚起 富士通、マウス、GIGABYTEも
Windowsの6月配布アップデートを適用した後、不具合が発生する機種があると、富士通や富士通クライアントコンピューティング(FCCL)、マウスコンピューター、GIGABYTEといったPCメーカーが相次いで注意喚起した。
デジカメなのに「期限切れフィルム」? 「X half」は富士フイルムにしか作れないカメラだった
「X half」は、趣味性の高いデジタルカメラだ。Xシリーズでありながらinstaxシリーズっぽさもあるデザインや質感で、アナログっぽいエフェクトを楽しめる。

