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ある異世界漫画が突然連載終了、出版社が謝罪 編集者が“過剰な修正依頼”→担当変更後も作家に年賀状を送り信頼損なう

スターツ出版は、漫画「ハズレアイテム『種』が実は最強加護付き聖樹だったので、辺境をのびのび開拓します〜追放された貴族は全属性魔法を駆使して無敵の領地を作り上げる〜」を連載終了すると発表した。原因は作家と編集担当者のトラブルという。

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 小説投稿サイト「ノベマ!」を運営するスターツ出版(東京都中央区)は6月18日、電子雑誌に掲載していた漫画「ハズレアイテム『種』が実は最強加護付き聖樹だったので、辺境をのびのび開拓します〜追放された貴族は全属性魔法を駆使して無敵の領地を作り上げる〜」を連載終了すると発表した。原因は作家と、編集担当者のトラブルという。


電子雑誌「comic グラスト Vol.73」の作品紹介から引用

 スターツ出版が公式Xアカウント(@comicgrast)に掲載した文章によると、トラブルの内容は下記の通り。

  • 雑誌の表紙に使ったイラストのアスペクト比に誤りがあった
  • 業務上の不備が原因で、ノベマ!掲載時の見開きページに左右のずれが発生した
  • 作画担当の柊木蓮さんから十分な内容のネームをもらったが、編集プロダクションを介して原作にないエピソードの追加を依頼。柊木さんから「これ以上の修正は難しい」と連絡を受けたが、再度大幅な修正を強制と受け取られるような形で依頼した
  • 過剰な修正依頼によって編集担当は変更に。しかし、元担当者が柊木さんに年賀状を送ってしまったことがきっかけで、より信頼を損なった

第10話は一時、ページが左右逆になった状態で配信されていた

 これらの要因によって作品の執筆が困難になったと、スターツ出版は説明。責任は編集部にあるとし、読者に対して謝罪した。スターツ出版は「今後このようなことがないよう、読者と作家により一層誠実に向き合い作品の刊行に務める」と述べている。


スターツ出版の謝罪文

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