ニュース
気象庁、さくらインターネットのGPUクラウド採用 25億円規模の契約 台風予測の技術開発基盤に
気象庁が、台風進路予測の精度向上などに向けた技術開発基盤に、さくらインターネットのGPUクラウド「高火力 PHY」を採用する。約25億5000万円の契約になるという。
気象庁が、台風進路予測の精度向上などに向けた技術開発基盤に、さくらインターネットのGPUクラウド「高火力 PHY」を採用する。約25億5000万円の契約になるという。同社が6月25日に発表した。
気象庁による競争入札をさくらインターネットが落札した。契約期間は2026年1月から30年3月まで。
高火力 PHYは同社が提供する生成AI向けのGPUクラウドの一つ。「NVIDIA H100」「H200」といったGPUを搭載した物理サーバをクラウド経由で1台丸ごと貸し出す点が特徴で、Preferred Networksなども大規模言語モデルの開発に活用している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
生成AI向けクラウド「高火力」 さくらが1月31日から提供 「NVIDIA H100」を搭載
さくらインターネットは、生成AI向けクラウドサービス「高火力」を1月31日から提供すると発表した。
さくらインターネット、営業利益が前年同期比420%増 GPUクラウド伸長で“生成AIフィーバー”? 上期決算
さくらインターネットが、2025年3月期第2四半期累計(24年4月〜9月)の連結決算を発表した。売上高は132億7100万円(前年同期比28.3%増)、営業利益は12億9500万円(同419.4%増)だった。生成AI需要によってGPUクラウドサービスが伸長したという。
Intel、nmではない新命名法でのロードマップを発表 次は「Intel 7」に
Intelがnm(ナノメートル)命名法をやめ、第12世代Alder Lakeは「Intel 7」になる。ゲルシンガーCEOがプロセッサのロードマップを発表した。Intel 7の4世代先の「Intel 20A」では新たなトランジスタアーキテクチャ「RibbonFET」を採用する。
AI研究する企業・大学にGPUクラウド無償提供、半年間 ソフトバンク子会社
ソフトバンク子会社でクラウド事業などを手掛けるIDCフロンティア(東京都千代田区)が、AIを研究する企業や大学・研究機関に、GPUクラウドサービスを無償提供するキャンペーンを始めた。条件を満たした組織は、月額22万円相当のGPUクラウドサービスを半年間無料で利用できる。
さくらインターネット、GPUクラウド強化を前倒し 生成AI意識
さくらインターネットが、6月に発表したGPUクラウドサービスへの投資計画を前倒しで進めると発表。2024年に78億5000万円を投じると決めた。

