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高級感を増した富士フイルム「X-E5」はスチル重視 撮ってて気持ちいい、あれこれ工夫したくなるカメラ荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/7 ページ)

「私は動画より写真を撮りたいんだー」とお嘆きの皆さま、お待たせいたしました、って感じの新作が出てくれたのである。富士フイルムの「X-E5」。

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X-E5の背面。Xシリーズならではのシンプルさだ。左上のファインダーには新機能が付いた

 注目すべきはファインダー。EVFの仕様が「X-E4」と変わらない(約236万ピクセル)のは残念であるが、新たにクラシックモード表示が追加された。画面内の様々な情報を撮影の邪魔にならないよう最小限に減らし、フィルムカメラ時代を彷彿とさせる赤い露出表示と、露出メーターにするもの。最近のミラーレス一眼は機能が増えた分、ファインダー内が情報過多になりつつあり、それに辟易している人は大歓迎かも。これは、ファインダーを覗いた状態でDISPボタンを押すと切り替えられる。


ファインダー内をスマホで撮影したもの。右の適正露出表示と赤LED時代を思い出す最小限の撮影情報表示に注目。クラシック感を出すと同時に撮影により集中できる仕様だ

 ちなみに、背面モニターはX-E4と同じで自撮り対応のチルト式だ。


モニターを180度回転させて自撮りしているの図

フィルムシミュレーションは「ASTIA」でスキンエフェクトは強めにかけてある(23mm 1/220秒 F2.8 ISO64)

 そして上面。シャッタースピード、露出補正、Fnボタン、シャッターボタンと電源というお馴染みの構成だが、アクセサリシューの左側にクラシカルな丸窓が一つ追加されている。


非常にシンプルできれいな上面。アクセサリシュー左の丸窓はフィルムシミュレーションダイヤルだ

 この丸窓が今回のミソだ。

 基本的な6つのフィルムシミュレーション+FS1〜3の3つの自由に設定できるフィルムシミュレーションが用意されている。

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