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NTT東西、公式サイトの新ロゴで足並み揃わず ネットに流れる“不仲説”の真相、両社に聞く

商号やロゴを刷新したNTTグループ。しかし、NTT東日本とNTT西日本のロゴのテイストが異なっていたことがネット上に波紋を広げている。

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 NTTグループは、既報の通り、商号やコーポレートロゴを7月1日に刷新した。独自色の強かったNTTドコモグループもNTTを象徴する「ダイナミックループ」をロゴに加えるなど全体の統一感を大事にした。しかし、いざ7月1日を迎えると、NTT東日本とNTT西日本のロゴが違っていたことが分かり、ネット上に波紋を広げている。


NTT東日本は「NTT EAST」、NTT西日本は「NTT西日本」

 Webサイトに掲げられたロゴは、NTT東日本が「NTT EAST」、NTT西日本は「NTT西日本」。これを見たXユーザーの一部からは「いきなり足並み乱れてる」「ほんと東と西って仲悪いですよねw」などと“不仲説”まで囁かれる始末だ。

 両社に話を聞いたところ、実はどちらも日本語と英語のコーポレートロゴを以前から持っており、英語サイトなどに使用していたという。例えば、両社が支援している日本トライアスロン連合のWebサイトでは、「NTT EAST」と「NTT WEST」という英語ロゴが“仲良く”並んでいる。


日本トライアスロン連合のWebサイト

英語のロゴマークが仲良く並んでいる

 ただし、企業ロゴについての現在のスタンスには違いがあった。

 NTT東日本によると、自社サイトにNTT EASTロゴを使用したのは「刷新感を重視した。新しいイメージの醸成を図るため」であり、今後はNTT EASTロゴを全面的に使用していく構え。1日に公開したCM動画でも、最後に表示されるのは「NTT EAST GROUP」というロゴだ。

 一方、NTT西日本は自社サイトについて「当面は日本語ロゴでいく」と回答。「同じグループでも会社は異なる。(両社が)合わせるところと個別に判断するところがあり、Webサイトのデザインは個別判断の部分」と説明している。

 仲は悪くないが、積極的に合わせることもしない。NTT東西は、互いに適度な距離感を理解している、そんな関係なのかもしれない。

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