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世界初“3Dプリンタで作った駅舎”、7月22日から利用開始 和歌山県・初島駅

JR西日本は、3Dプリンタで作成した鉄道駅舎を7月22日から利用開始すると発表した。

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 JR西日本は7月10日、3Dプリンタで作成した鉄道駅舎の運用を22日に開始すると発表した。今回建設した駅舎は、和歌山県有田市にある無人駅・初島駅(JR紀勢本線)の待合所として活用。3Dプリンタを活用して建設した駅舎は、世界初という。


3Dプリンタで作成した初島駅の駅舎

 待合所の面積は9.9平方メートルで、2人掛けのベンチや券売機1台、簡易ICカード改札機を備える。壁面には、みかんと太刀魚をモチーフにした装飾も施した。


駅舎の内装

 駅舎は3Dプリンタ住宅を手掛けるセレンディクス(兵庫県西宮市)と協力して建設し、3月26日に完成した。熊本県水俣市の工場で製造した4つのパーツを現地に輸送し、クレーンで設置することで約2時間で組み上げた。作業時間のうち、約45分はパーツを積んだトラックの入れ替え時間だったため、実質的な組み立て時間は約1時間15分だった。

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