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火元はcheero製だった──山手線のモバイルバッテリー発火事故の原因特定 同社が謝罪 23年からリコール対象品
「cheero」(チーロ)ブランドでモバイルバッテリーなどを販売するティ・アール・エイ(大阪市)は、JR山手線車内で発生したモバイルバッテリーの発火事案について、出火元が同社製品であったことを確認したと発表した。
「cheero」(チーロ)ブランドでモバイルバッテリーなどを販売するティ・アール・エイ(大阪市)は7月24日、JR山手線車内で発生したモバイルバッテリーの発火事案について、出火元が同社製品であったことを確認したと発表した。
この事案は東京都の山手線で20日に発生したもの。スマートフォンを充電していたモバイルバッテリーが発火し、乗客5人がけがをしたという。出火元となったモバイルバッテリーについては、どのメーカー製なのか明らかになっていなかった。
ティ・アール・エイは24日、新宿警察署で出火元のバッテリーの現物を見て、同社製のモバイルバッテリー「cheero Flat 10000mAh」であることを確認。同社は「この度は、お客さまならびに関係者の皆さまに多大なるご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、心より深くおわび申し上げます」と謝罪した。
このモバイルバッテリーは、2019年12月〜21年8月に合計3万9300台を販売していたが、これまでに16件の発火事故が発生。2023年からリコールの対象品となっており、同社が回収を進めている。
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