iPad Proがモバイルゲームマシンに変身!? 11インチまで対応するRazerのゲーミングコントローラーを試した(2/2 ページ)
ゲーム周辺機器メーカーのRazerから、新しいモバイルゲーミングコントローラー「Kishi V3 Pro XL」が登場しました。スマートフォンやタブレットに装着するコントローラーで、11インチ以上の大型タブレットまで対応できるのが特長です。
「ディアブロ イモータル」のiPad版をプレイ
今回はBlizzard Entertainmentの「ディアブロ イモータル」のiPad版をプレイしました。ディアブロ イモータルは、モバイルゲームでありながら高いグラフィック性能を要求し、複雑な操作も必要とするため、コントローラーの性能をテストするには最適です。
結果は上々。iPadの大画面を生かした迫力のあるゲームプレイを楽しむことができました。とくに長時間のプレイでも疲れにくい点が良かったです。iPadでゲームをプレイしていると、どうしても「大きい板を持っている」感覚による疲れを感じることが多いのですが、Kishi V3 Pro XLを装着すると重量が分散され、より自然な持ち方ができるようになりました。
操作精度は申し分なし。タッチ操作では難しい細かな動きも正確に入力できます。DIABLOイモータルのようなゲームでは、この操作性の差は非常に大きいと思います。
面白い発見もありました。左右のスティックの内側にあるスリットのおかげで、Kishi V3 Pro XLを装着していないときよりもゲームの音が前に出てくるように聞こえるのです。このスリットは、タブレットの音をじゃましないためについているはずですが、その設計のおかげで音にいい効果を与えていました。
Kishi V3 Pro XLの価格は3万2980円とゲームコントローラーとしてはかなり高価です。それでも大型のタブレットでこのスタイルのゲームプレイができる珍しいアイテムなので、タブレットで本格的にゲームをプレイしたい人なら検討する価値はあると思いました。なお、購入特典としてApple Arcadeの最大6カ月無料体験が付いてきます。
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