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神奈川県が使っていたドメインを第三者が取得 「本県とは無関係」 オークションサイトで売買も
神奈川県は7月30日、過去に県が使用していたWebサイトのドメインの一部が、運用停止後に第三者に取得されていたことが分かったと発表した。オークションサイトで売買されていた例も確認しているといい、県は「現在これらのドメインを使用しているホームページは、本県とは全く無関係」として注意を呼びかけている。
神奈川県は7月30日、過去に県が使用していたWebサイトのドメインの一部が、運用停止後に第三者に取得されていたことが分かったと発表した。このうち1件はオークションサイトで売買されていたことも確認。県は「現在これらのドメインを使用しているホームページは、本県とは全く無関係」として注意を呼びかけている。
県によると、売買が確認されたのは、地域観光事業支援「かながわ旅割」で使用していた「kanagawa-tabiwari-coupon.com」。その他、次の6つのドメインも、県による運用終了後、第三者が取得したという。
- 「vietnamfesta.jp」(ベトナムフェスタin神奈川2017)
- 「kanafan.jp」(かながわ国際ファンクラブ・ポータルサイト)
- 「kanagawa-runner.jp」(東京2020オリンピック聖火リレー神奈川県実行委員会)
- 「kanagawa2020.jp/ja/」(KANAGAWA事前キャンプガイド)
- 「iza-kanagawa-coupon.com」(全国旅行支援「いざ、神奈川!」)
- 「kanagawa-ryokoken.jp」(観光消費拡大事業「ふるさと旅行券」)
県は現在、これらのドメインを使用したリンクを掲載するWebサイトの管理者に対してリンクの削除を依頼。県民への注意喚起や、庁内へのドメイン管理の注意点に関する再周知も行っているとしている。
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