万博の“死に券”、会場で当日券に引き換え可能に ただし「1日数百枚程度」
万博入場チケットのうち、来場日時予約できずに未利用となっている、いわゆる“死に券”について、9月27日〜10月12日まで、会場で当日券に引き換えられるようになる。
大阪・関西万博を運営する日本国際博覧会協会は9月25日、購入済みの入場チケットのうち、来場日時予約できずに未利用となっている、いわゆる“死に券”について、9月27日〜10月12日まで、会場で当日券に引き換えられるようにすると発表した。
交換できるチケットは「1日数百枚程度」で、なくなり次第終了となる。未利用チケットの払い戻しはできない。
会場のチケット引換所で行っている当日券の販売は、9月26日で終了することも発表した。当日券の販売を終了する翌日に、“死に券”の当日券への引き換えを始める構図だ。
万博に入場するには、チケットを購入した上で、来場日時を予約する必要がある。購入されたものの来場予約がなされていない未利用チケットは、協賛企業が買い取ったチケットを中心に、100万枚ほど残っていると言われている。
万博は8月末ごろから、駆け込みニーズで入場者が激増。9月以降はほぼすべての日の来場予約が「満員」となり、予約が取りづらい状況。「チケットを持っているのに入場できない人が多数いる」と批判されてきた。
これを受けて協会は、未利用チケットについて、東ゲート前のチケット引換所で、12時以降に入場できる一日券または平日券、特別割引券、16時以降に入場できる夜間券に交換すると発表した。
不正転売を防止するため、来場者1人につき未利用チケット1枚限定。チケットIDの利用状況の確認に時間がかかるため、待機列が長くなることが予想されると注意喚起している。
新規チケット販売は9月30日に終了
また、公式チケットサイトでの新規のチケット販売は、9月30日に終了する。購入済チケットの来場日時予約やパビリオン抽選申込などは引き続き利用できる。
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