万博「null2」移設クラファン、1日で1億円達成 1人で1000万円の支援も……落合陽一氏「感無量」 次は2億円へ
落合陽一氏による万博パビリオン「null2」を、万博閉幕後に別の場所へ移設するためのクラウドファンディングが24時間以内に、目標額の1億円を達成した。
メディアアーティストの落合陽一氏による、大阪・関西万博のパビリオン「null2」(ヌルヌル)を、万博閉幕後に別の場所へ移設するためのクラウドファンディングが、10月1日のスタートから2日午前9時半までの24時間以内に、目標額の1億円を達成した。
落合氏は「24時間以内に達成,感無量です! みんなnull2を好きでいてくれて本当にありがとう!」と感謝を述べつつ、「これからセカンドゴールに向けて頑張っていきます」と、次のゴールを2億円に設定。引き続き支援を呼び掛けている。募集は12月19日まで。
支援は1000円から1000万円のコースを用意。これまでに100万円の支援が3口、108万円が2口、1000万円の支援が1口あるなど高額支援も相次いでおり、ファンの期待の高さがうかがえる。
リターンは、null2の外壁の鏡素材「null2のカケラ」や、落合氏が「ぬるぬる」の文字をデザインした「null2パーカー」、null2の模型など。100万円、1000万円の支援はリターンなしだ。
移転先は「随時情報をお伝えする」
null2は、伸び縮みする鏡素材「ミラー膜」の外装を、内部からロボットアームで動かすことで生き物のように変形し、周囲の風景を映し出す。内部は全面が鏡面状のLEDモニターに囲まれた「無限に反射する空間」だ。
万博では超人気パビリオンで、入場枠の当選確率はわずか数%。より多くの人に体験してもらうべく移設計画を進めている。移設先は未定だが「随時情報をお伝えしていく」という。
移設にあたっては、万博のパビリオンをそのまま移動するのではなく、コンセプトを保ちながら新天地に合わせた規模とデザインで再設計する方針。1億円で設計や企画検討などの費用をまかなうことができるが、パビリオンの建設費は数十億円かかっており、移設には1億円では足りないという。
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