原因は「事前準備不足」、フラスタ社が謝罪 「プロセカ」「ウマ娘」イベントの“スタンド花”不備騒動で
“推し活”向けのスタンド花──いわゆるフラワースタンドを手掛けるフラスタ社は22日、自社サイトのトップページに2つの謝罪文を並べて掲載した。
“推し活”向けのスタンド花──いわゆるフラワースタンドを手掛けるフラスタ(東京都中央区)は10月22日、自社サイトのトップページに2つの謝罪文を掲載した。10月18日と19日に行われた2つのイベントに向けて参加者が発注したフラワースタンドの多くに不備があり、SNSなどで炎上していた。
イベントは、東京ガーデンシアターで行われた「プロジェクトセカイ 5th Anniversary 感謝祭」と、埼玉スーパーアリーナで開催された「ウマ娘 プリティダービー 6th EVENT The New Frontier 秋公演」。どちらのイベントも人気声優が多数出演したこともあり、ファンがお金を出して会場や楽屋に飾る祝い花としてのフラワースタンドを受け付けていた。
またイベントの運営社がフラスタ社を紹介あるいは推奨したため、多くのファンが同社のサービスを利用。しかし当日になってスタンド花が現場に届かない、あるいは届いていても申込時のイメージとかけ離れていたケースが続出した。
フラスタの説明によると、一番の原因は「事前準備不足」。フラワースタンドの設置作業が間に合わず設置確認作業もおろそかになり、装飾品の欠落を多数発生させてしまったという。ウマ娘のイベントでは手配したトラックが運搬中に事故に遭い、フラワースタンドが破損したり、花が折れたりしたとしている。
フラスタは購入者に対して全額返金する考えで、10月末までに順次返金を始める。ただしXでは「単純に注文のとりすぎが原因」「この会社を今後推奨するのは避けた方がよろしいのでは」など、引き続き厳しい声が上がっている。
なお、プロジェクトセカイでは、12月12日から14日までインテックス大阪で開催する「プロジェクトセカイ CORORFUL LIVE 5th -Frontier-」では、別のスラワースタンド制作会社での手配が可能になる見込み。すでにフラスタに申し込んだ場合でもキャンセル・返金対応ができるように協議中だとしている。
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