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住友商事、SCSKを完全子会社化へ 取得額は約8820億円

住友商事が傘下のシステムインテグレーター・SCSKを完全子会社化すると発表した。住友商事子会社のSCインベストメンツ・マネジメントがTOBなどで全株式を取得する。取得額は約8820億円。AIの発展によりシステム開発市場の状況が変化する中、完全子会社化により意思決定を迅速化するという。

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 住友商事は10月29日、傘下のシステムインテグレーター・SCSKを完全子会社化すると発表した。住友商事子会社のSCインベストメンツ・マネジメントがTOBなどで全株式を取得する。取得額は約8820億円。AIの発展によりシステム開発市場の状況が変化する中、完全子会社化により意思決定を迅速化するという。

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画像は住友商事公式サイトから引用

 TOBの期間は10月30日から12月12日まで。株式の取得が完了した後、SCSKは上場廃止し、住友商事の完全子会社になる見込み。

 SCSKは2027年4月にネットワンシステムズ(東京都千代田区)との合併も控えている。同合併について住友商事は「シナジー発揮を含む高付加価値化を進め、ビジネスモデルの転換によるさらなる成長を促進したい」としている。

 SCSKは24年11月、ネットワンシステムズの完全子会社化と合併の予定を発表。当初は26年4月には合併予定だったが、27年4月に延期した。

 ネットワンシステムズはSCSKによる合併の発表当初、SCSKと「対等の精神に基づく経営統合を行う」としていた。ITmedia NEWSがネットワンシステムズに対し、住友商事によるSCSKの完全子会社化が合併にもたらす影響を聞いたところ「答えられることはない」と回答した。

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